【案件応募のコツ】ステップ⑨最低単価以下で仕事を受けてはいけない

「案件を取るためには、とにかく安く受けるしかない」ーー独立したばかりのフリーランスや副業を始めた人の中には、そう考えている人も少なくありません。

確かに「最低単価以下」で受ければ、受注率は上がるように見えます。しかし、その選択があなたの将来にどれほど大きなリスクをもたらすか、知っているでしょうか？

今回は「最低単価以下で仕事を受けてはいけない」理由を、初心者にも分かりやすく解説していきます。

破壊的なデメリット：安く受け続けると“抜け出せない沼”に落ちる

最低単価を下回る金額で仕事を引き受けると、一見「仕事が取れた！」と安心できます。しかし、ここに落とし穴があります。

スキルが安売りされる
あなたが提示した低価格は、「自分の価値はこの程度です」と世の中に宣言しているのと同じです。すると、次に来る案件も同じくらいの低単価。結果として「安い仕事しか来ない」という負のループに陥ります。
時間単価が崩壊する
例えば、10時間かけて1万円の仕事を受けたとします。時給1,000円。しかし修正依頼や追加対応が入れば、時給500円以下になることも珍しくありません。これではアルバイト以下の収入です。
時間と労力を奪われる
本当は高単価の案件や、条件の良いクライアントに応募したいのに、低単価案件に時間を取られてしまい、挑戦する余裕がなくなります。
「応募する気力すら残らない」「準備の時間がなくなる」ーーこれが最大の問題です。短期的には稼げても、長期的なキャリア形成を妨げる大きなリスクとなります。
「安く頼める人」として定着する
一度「安くやってくれる人」というレッテルがつくと、それを変えるのは非常に困難です。単価を上げようとしても、「前はこの金額でやってくれたよね？」と交渉されてしまい、抜け出せなくなります。

最低単価以下で依頼してくるクライアントには、ある共通点があります。

質より安さを重視している
本来、良いクライアントは「信頼できる人に頼みたい」と考えます。しかし安さで選ぶ人は「誰でもいい」「とにかく安く」という思考です。そうしたクライアントは、悲しい話ですが、リスペクトも感謝も得られないことも多いです。
トラブル発生率が高い
安さにこだわるクライアントほど、契約内容が曖昧だったり、追加依頼を無理に押し付けてきたりします。納期直前に「やっぱりここも修正して」と言われ、最終的に「これなら支払いできない」と揉めるケースすらもあります。

最低単価以下で受けないためには、勇気を持つことが必要です。

単価を明確に決める
「ここ以下では受けない」という基準を設定しましょう。例えば、デザインなら1枚5,000円、記事執筆なら1文字2円など。基準を持つことで、無駄な交渉を避けられます。
ココナラにはカテゴリごとに最低単価が設定されていますので、参考にしてみてください！
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断る勇気を持つ
「せっかくの依頼だから…」と受けてしまうのが落とし穴。最低単価以下なら、はっきりと断ることがあなた自身の価値を守ることにつながります。断ることで、「この人はプロ意識がある」と伝わることもあります。
信用は“適正価格”から生まれる
クライアントにとって本当に大事なのは「安さ」ではなく「安心感」です。適正な価格を提示することで、「この人は責任を持ってやってくれる」と信頼が生まれ、長期的な関係につながりやすくなります。