案件を獲得するために、あなたの強力な『武器』となるのが『ポートフォリオ』です。

魅力的なポートフォリオを作成し、自分のスキルと経験を的確にアピールすることが重要です。

ポートフォリオは、多くの場合、自分を知ってもらう『ファーストコンタクト』の場であり、信頼を得て、受注に至るまでに『何度も訪れてもらう』場でもあります。

後で詳しく書きますが、あなたを知ったり、検索であなたのポートフォリオサイトを訪れた人が初回に、お仕事依頼をすることはまずありません

人は「見も知らず」の人にいきなりお金を払わないものです。

何度も何度もポートフォリオを訪れ、他の人やサービスと比較し、SNSをチェックし、YouTubeを見て、共感を得るごとにあなたのファンになっていき『信者』ぐらいになったときにようやく「お願いします」と仕事の依頼が来るんだということを、頭に入れておいてください。

ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた作品集のことを指します。自分の実績や能力をアピールするために作成します。

なぜポートフォリオが必要か?

多くのクライアントは、過去の実績やスキルをもとにフリーランスやクリエイターを選びます。
私自身、何度も『クライアント側』を体験していますが、必ず、ポートフォリオや実績(作品)を見て、自分のイメージに近い作品を作れそうな人に依頼をしています。

ポートフォリオがしっかりしていると、クライアントに安心感を与え、案件獲得の確率を大幅に向上させることができます。また、ポートフォリオを通じて、自分の得意分野や作業スタイルを伝えることで、ミスマッチを防ぐこともできます。

ポートフォリオには何を載せる?

ポートフォリオには次のような内容を記載しましょう。

ファーストビュー(ヘッダ画像):インパクトある画像、キャッチーなテキストで「何ができるか」を一発で伝えましょう
実績:まずここは見られます。自己紹介よりも前に表記した方が良いでしょう。プロジェクトの背景やこだわったポイントなどを簡潔に記載するとグッド
スキル:得意な仕事、言語など
自己紹介: 名前やプロフィール、淡泊になり過ぎず、具体的なエピソードを入れ、人柄などがわかるようにするとベター
お問い合わせフォーム・連絡先

受注率アップや差別化のために必要なモノ

無料相談

スケジュールに余裕があるときや、駆け出しの時、あるいは期間限定でも良いので『無料相談』できる仕組みを用意します。

前述のとおり、いきなり『見も知らず』のあなたに仕事を依頼する人は居ません。何度も何度もポートフォリオサイトを訪れて、ようやくお仕事依頼につながります。

あなたは『アクセス数』と『仕事依頼』の間の『お客様候補』の数も把握する必要があります。その数を取れるのが『無料相談』(など)です。

お客様の声

最初は載せることができませんが、サービスをテストモニターする段階から、できる限り『お客様の声』は集めておいてください。Googleフォームなどで、アンケートフォームをつくっておき、ヒアリング項目漏れが無いようにしましょう。最も『成約』につながる『コンテンツ』『情報』は『お客様の声』です。

ブログ

あなたは『動いていないかもしれない』ポートフォリオに、『もう活動していないかもしれない』クリエイターに、お仕事の相談をしますか?

ポートフォリオが立ち上げっ放し、静的(更新されない)サイトになっている人は決して少なくなりません。

そこにブログがあり、毎日と言わなくても、最近、一定の期間で記事が更新されていたら、『この人はまだこのお仕事をしている』ことがわかり、クライアントは安心します。

CTAボタン

CTAボタンとは、Call To Action(行動喚起)ボタンの略で、Webサイトやアプリ上でユーザーに特定の行動を促すためのボタンです。訪問者にワンクリックでお申込みなどができる状態をつくりましょう。

最初は『無料相談』や『問い合わせ』にリンクするのでも良いですが、コンタクトの『ハードル』『障壁』を大きく下げるために、『無料特典』を用意し、公式LINEアカウントに登録してくれた人に圧倒的な『無料特典』を配布して、まずは(最も登録しやすい)LINEでリストを集めましょう

ポートフォリオを作る手順

作品を整理: これまでの成果物を確認し、ポートフォリオに載せるべきものを選びます。

構成を考える: ファーストビュー、実績、お客様の声、スキル、自己紹介、お問い合わせフォーム順に配置し、読みやすさを重視します。CTAボタンは常に表示しましょう。ブログは別ページリンクで良いでしょう。

オンラインで公開: フリーランスでやっていく覚悟のある人は、ドメイン、レンタルサーバーを契約して、ポートフォリオを公開しましょう。まずは様子を見たい人は無料サービスを活用しましょう。

案件に応募: ココナラやクラウドワークスなどのプラットフォームで、ポートフォリオを添えて積極的に提案します。

ポートフォリオのチェックポイント

ポートフォリオができたら、以下の項目をチェックしてみてください。

  • 見やすいか
  • 分かりやすい構成になっているか
  • スキルセットを網羅しているか
  • こだわりポイントがあるか
  • スマホ表示に対応しているか

ポートフォリオの注意点

以下のようなマイナスポイントが無いかもチェックしましょう。

  • 表示崩れがない
  • リンク切れがない
  • コンプライアンス違反がない

まとめ

ポートフォリオは、案件獲得のための「営業ツール」です。丁寧に作り込むことで、クライアントに信頼感を与え、案件獲得率を上げることができます。

あなたが休んでいる間も、365日、24時間、世界中に営業をかけ続けてくれるのが『ポートフォリオ』です。

ぜひ、魅力的なポートフォリオを作成しましょう!

そして一度作ったら終わりでなく、定期的なブラッシュアップと、日々の更新も忘れずに!